株式会社ドワンゴに転職します(4年3か月ぶり2度目)

タイトルがすべてなのですがご報告します。

本日を入社日として、株式会社ドワンゴに転職します。前回が2010年6月なので、4年3か月ぶり2度目の入社ということになります。

いわゆる「出戻り」というヤツですね。

転職のきっかけ

元同僚である@mesoからは、イベントなどで会うたんびに「いいから戻ってこいよ」と言われていました。

会うときはだいたいほろ酔いもしくはへべれけなので、「おう考えとくよ」などとテキトーに答えていたのですが、ちょうど次の仕事とキャリアについて考えているタイミングで出くわしたので、一度シラフで詳細な話を聞いてみることにしました。

同じころ前職でもいくつかの選択肢が出てきたので、それも含めて真剣に悩みました。結果としてドワンゴでの仕事がやりがいの面でもキャリアパスの面でも一番プラスになると判断し、転職を決意しました。

次のミッション

@mesoはじめ元同僚たちからは、「おっさん力が必要なんだ」と言われています。「おっさん力」の定義がどんなものかはまだ言語化できていないのですが、今まで蓄積してきためんどくさいあれこれを、若者たちにぶん撒いていけばよいのかなーと思っています。

空気を読まずにマジレスすること、「ねんのため」とツッコミ入れること、「ワシが若い頃はな…」と老害体験談をすることなど、今までやってきたことをよりパワーアップさせて、自重せずに積み重ねていく所存です。

今の気持ち

出戻りなので新鮮さはないのかな…と思いきや、オフィスは東銀座の歌舞伎座タワー。在職時とは違う場所なので、物理的には新鮮なのでした。

同僚は見知った顔が多いので新鮮さはないのかな…と思いきや、出戻りは初めての経験。見知った顔だからこそ、かえって「受け入れてもらえるんだろうか」「どのツラさげて…と石投げられないだろうか」という不安があります。

在職当時から成長しているはずの若手や、退職後に入ってきて現役で活躍している面々に「どのツラさげて」と言われないよう、きちんとパフォーマンスを出さねばな、という気持ちです。

よくある質問

Q : お前誰よ?

かっぱおじさんです。こんにちはこんにちは!

Q : なんで辞めたの?

「次に行く理由」があるだけで、「辞める理由」はないのです。

この辺はそのうち書こうと思いますが、辞めずに済むなら辞めたくなかったという気持ちが強くあります。クックパッドという会社は、仲間にも環境にも最高に恵まれた会社でした。

最終出社日には、何人もの方から「で、いつ戻ってくるの?」と言っていただきました。これが社交辞令で終わらず、本音で「戻ってこいよ」と言ってもらえるような仕事をしていきたいと思います。

Q : 出戻りに抵抗なかったの?

なかったと言えばウソになります…が、こんな記事もあるように、出戻りっていろんなメリットがあると思っています。カジュアルに出戻れる社会を目指して、まずは職を変えやすいソフトウェアエンジニアから「どんどん出戻ってみようぜ!」と発信する気持ちもこめて、出戻りを決めました。

僕のようなジョブホッパーは、出戻りが許容される社会にならないといずれ転職先がなくなってしまう、という切実な理由もあります。

Q : なんで月初入社じゃないの?

今月頭の入社はスケジュール的に難しかったのと、来月頭の入社はいろいろ混乱しそうだという予想から、あえて月半ばの入社を選びました。

経営統合という一大イベントを中から見ておきたかったという物見遊山的な理由と、「上場企業としての株式会社ドワンゴ(たぶん)最後の中途入社エンジニアになる」というネタ的な理由もあります。

Q : Scala書くの?それともまさか、Pえっち…

当面はRailsで作ってるチームに配属、と聞いています。

とはいえそこはドワンゴという変態が集う会社のこと、何が起きるかわかりません。気がついたら***(思いつく限り一番変態な言語の名前を入れてみよう)を書いている可能性もありますので、乞うご期待。

Q : 例のリストどこよ?

こちらです。叱咤激励のお気持ちをお待ちしております。

ということで

今日から「ドワンゴのかっぱ」になりますが、変わらぬご愛顧をどうぞよろしくお願いいたします!

2014-09-1616:25 追記

「株式会社ドワンゴ(たぶん)最後の中途入社エンジニアになる」というネタ的な理由

に誤解があるかもな反応をいただいたので補足しておくと、ドワンゴが中途エンジニアの採用をしなくなる、という意味ではありません。単一の上場企業としての「ドワンゴ」で中途採用するのはこれで最後なだけで、「kadokawa dwangoグループの一員としてのドワンゴ」は絶賛エンジニア募集中です。あわせて本文も若干変更しておきました。