十余年前の発言を反芻してみた

その昔(2005年1月)、mixiに書いた日記を再録。改行と一人称だけ直してある。


むかぁしむかし。

当時の彼女が電話口で泣き出した。次のデートの時もふさぎ込んでいる。話を聞いてみると、バイト先で納得いかない仕事と不愉快な人間関係に悩んでいるということだった。

「泣くほどイヤなら辞めろ」

聞くだけ話を聞いたあと、私はそう言ってやった。実家住まいだからいきなり餓死する恐れはない。デート代ぐらい次の仕事見つかるまではなんとかしてやる。だから辞めちまえ、と。

バイトを辞め自由時間を手に入れた彼女は、見違えるように生き生きとした表情になった。そして、手に入れた自由時間で新しい恋も手に入れ、私のもとから飛び立っていった。

女性って、タフだよな。

ちょっと話がそれたが。仕事に、人生に悩む皆さん。

「可能な限り逃げちまう」

ってのも選択肢のひとつだということを忘れないでほしい。逃げ遅れて潰れるよりは、不本意でも撤退を選んでほしい。


これは今を去ること十余年も昔、まだ20世紀だったころの出来事だ。自分で言うのもなんだが、いいコト言ったよ十余年前の私。

そして十余年前の発言を、21世紀になって実行できるか試されているという現状。生きていくのは大変だ。